今シーズンの宇和海産真珠の出来栄えを見極める「第37回県浜揚真珠品評会」(県漁連など主催)が19日、愛媛県宇和島市住吉町1丁目の市総合福祉センターであった。今年は夏場の水温が低かったことなどから貝が順調に育ち、全体的に良質な玉が並んだ。
 10漁協194人が、2014年3月以降に核入れした真珠を出品。審査員6人が、真珠層の厚さである「巻き」や光沢、傷の有無などをポイントに審査した。
 審査委員長の金尾聡志県水産研究センター長は「当年物(養殖1年未満)は昨年と比べ巻きなどが良い」と評価。「浜揚げまで時間があるので、これから良い玉に仕上がってくるだろうと期待している」と話した。